おもちゃ図書館 Q&A
Q.おもちゃ図書館ってどんなところ?
A.
「おもちゃ図書館」は、「障がいのある子ども達におもちゃの素晴らしさと遊びの楽しさを」との願いから始まったボランティア活動です。(中略)子ども達は遊びの中で育ちます。おもちゃは「遊び」を豊かにする道具です。しかし、子ども達の中にはなかなか上手に遊ぶことができない、また、おもちゃにも興味を示さない子ども達がいます。そうした子ども達にたくさんのおもちゃを用意して、気に入ったおもちゃを選んで遊ぶ場・機会を提供し、家でも楽しく遊べるよう貸出するのが「おもちゃ図書館」です。(財団法人日本児童福祉協会発行「ごぞんじですかおもちゃ図書館」から抜粋)現在、おもちゃ図書館は、全国で500か所以上開設されています。スタートした当時は、障がいのある子どもとそのきょうだいのための活動でしたが、現在は障がいのある子どももない子どもも、ともに遊びで交流し育ちあう場となっています。そして、一人ひとりの違いを認め合い、ともに生きる地域づくりをめざしています。
なお、「和歌山おもちゃ図書館」では、できるだけ障がいのある子どもに利用していただけるよう開催しています。また、障がいのない子どもについては、障がいのある子どもの兄弟姉妹や友達が利用できます。
Q.既設のおもちゃ図書館では、障がいのある子どもの育成のほかに、
どのようなことに活用されていますか?
A.
・情報交換の場として
同じような悩みを抱えていたり経験した仲間が集まりますので、子育てなどの情報交換の場となっています。
・仲間づくりの場として
遊びの中での子ども達の交流はもとより、自主的な交流会などを通した親同士の交流により、仲間づくりの場となっています。
・リフレッシュの場として
利用者の親御さんからは「ホッとできる場所」「ストレス解消の場所」との声が寄せられています。
・ボランティア活動に参加できる場として
おもちゃ図書館では、どなたでも力を発揮して活動できます。例えば、子ども達と一緒に遊んだり、お手伝いをすることはもちろん、おもちゃを手作りしたり、修繕したりするなど、様々な活動に参加できる場となっています。
Q.和歌山おもちゃ図書館のめざすものは何ですか?
A.
和歌山おもちゃ図書館は、市社協が事業主体ではありますが、利用者の皆様には、基本的な「きまり」さえ守っていただければ、自分たちの施設と思って、できるだけ自由にご利用いただければと考えております。月1回の「おもちゃによる遊び場の提供・おもちゃの貸出」という活動ですが、皆様とともに考え、運営することによって、使い勝手がよく、かつ、内容の充実した図書館にしていきたいと考えています。